上杉謙信公ゆかりの地めぐり
上越市に残る上杉謙信公ゆかりの名所・旧跡をめぐるコースです。
所要時間 3時間25分
上杉謙信公は、越後守護代であった長尾為景(ながおためかげ)の末子として誕生。幼名を虎千代と名乗りました。
謙信公の戦歴は、元服をした天文12(1543)年に始まります。以降、武田晴信(信玄)や北条氏康、織田信長といった戦国時代の名将と戦を重ねましたが、その戦いは欲によるものではなく、義を重んじ出兵したものだったといわれています。
謙信公の旗印「毘」の文字は、自らを生まれ変わりと信じ、厚く信仰していた「毘沙門天(びしゃもんてん)」からとったもの。総攻撃の際に本営に掲げられた「懸り乱れ龍の旗」から、越後の龍とも呼ばれました。また、妻を持たず生涯未婚を貫くなど、戦国武将としては異色の人物でした。
ここ上越には、そんな謙信公を語るうえで必見のスポットがたくさんあります。戦国の名将・上杉謙信公の遺徳をしのぶ旅にお出かけください。
北陸自動車道「上越IC」
上越市埋蔵文化財センター
おすすめPOINT!越後上越 上杉おもてなし武将隊がお出迎えします!
上越市内の埋蔵文化財を研究・保管・公開する施設です。市内の歴史に関する展示のほか、調査室の大きな窓からは、出土品の整理や復元作業を見ることができます。館内では、出土品からたどる上越の歴史に関する展示や、企画展「越後上越 謙信公と春日山城展」を開催中です。企画展展示内容はこちらまた、春日山城の「御城印」を頒布しています。来城の記念としてお楽しみください。【春日山城 御城印】頒布場所:上越市埋蔵文化財センター 受付価 格:300円※郵送での販売はしていません。※休館の場合はご購入いただけません。「日本百名城スタンプラリー」のスタンプは、春日山城跡ものがたり館で押すことができます。なお、休館日は、ものがたり館入り口にスタンプを置いてあります。また、冬季休館中(12月1日~2月末日)は、上越市埋蔵文化財センターにスタンプを置いてあります。
謙信公銅像前
春日山神社
おすすめPOINT!秋の紅葉は見事!
山形県米沢市の上杉神社より分霊され、謙信公を祭神に祀った神社です。明治34年(1901年)に、童話作家・小川未明の父である小川澄晴によって創建されました。日本近代郵便の父・前島密も援助したといわれています。直線的でがっしりとした神明造の社殿は見応えがあり、境内に隣接する春日山神社記念館には、謙信公の遺品・資料などが展示されています。また、小川未明の「雲のごとく」の詩が刻まれた石碑や、童話をモチーフにした石像なども見ることができます。
林泉寺
おすすめPOINT!境内にある「宝物館」は必見!謙信公の生前中に描かれたものとして唯一現存する肖像画や、謙信公直筆山門の「春日山」「第一義」など、ここにしかない貴重な資料が多数展示されています。
謙信公の祖父である長尾能景が、父・重景の菩提を弔うため明応6年(1497年)に建立した寺院。ここで謙信公は名僧・天室光育(てんしつこういく)の厳しい教えのもと、7~14歳までを過ごしました。戦国の武将の中でも教養が高く、信仰心が厚い謙信公の素養はこの時期に培われたといわれています。上杉氏に替った堀氏も菩提とし、後に高田藩主も厚く保護しています。惣門(市指定文化財)は春日山城から移築したといわれ、山門は鎌倉時代の和様と唐様を取り入れた大正時代の名作です。また、山門に掲げられる「第一義」の扁額は、謙信公の自筆(現在掲げられているものは複製、実物は境内の宝物館にて保管)のものです。墓所には、謙信公の墓や川中島合戦の戦死者の供養塔などがあります。詳細は下記リンクをご覧ください。
春日山城史跡広場・春日山城跡ものがたり館
春日山城史跡広場では、調査によって確認できた土塁や堀、堀立柱建物などが復元され、中世の春日山城を体感できます。監物堀に植えられたカキツバタは、5月上旬が見頃です。春日山城跡ものがたり館では、上杉謙信公や、当時の春日山城の様子などを大型画面のビデオで紹介しているほか、川中島合戦図屏風などを展示しています。「日本百名城スタンプラリー」のスタンプは、春日山城跡ものがたり館で押すことができます。なお、休館日は、ものがたり館入り口にスタンプを置いてあります。また、冬季休館中(12月1日~2月末日)は、上越市埋蔵文化財センターにスタンプを置いてあります。春日山城御城印を上越市埋蔵文化財センターで頒布しています。来城の記念として、城めぐりとともに「御城印」をお楽しみください。【春日山城 御城印】頒布場所:上越市埋蔵文化財センター 受付価 格:300円※郵送での販売はしていません。※休館の場合はご購入いただけません。