親鸞聖人ゆかりの旅

浄土真宗の開祖・親鸞聖人が承元の念仏弾圧(1207年)で越後国府に御流罪となったのは、今から800年前のこと。配流の身となった聖人は居多ケ浜に上陸し、この地で罪を許されるまでの4年、さらに常陸国(現茨城県)に旅立つまで3年の計7年を過ごしたといわれています。この間、恵信尼と出会い結婚、子どもにも恵まれました。雪国での生活は暗く、苦しいという印象を受けますが、聖人は恵信尼に支えられ、その信仰を深めていったといわれています。聖人が著した『教行信聖』には「海」とつく言葉が繰り返し出てきます。これは、越後国府での生活が聖人の思索に深い影響を与えたという証といえるでしょう。聖人が没して750年。聖人の足跡が今なお残る、上越の名所・旧跡を訪ねてみましょう。

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ゑしんの里記念館

板倉区は親鸞聖人の妻・恵信尼が晩年を過ごした場所とされています。 当館は恵信尼の「暖かい優しさ」と…

鏡ヶ池

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光源寺

親鸞聖人の弟子で、木曽義仲の家臣が帰依した覚円坊最信が建歴元(1211)年に開いたといわれる寺。本…

居多ヶ浜(親鸞聖人上陸の地)

配流の身となった親鸞聖人が上陸した地。公園として整備され、展望台から日本海に沈む夕日を眺めれば、聖…

居多神社

大国主命・奴奈川姫・建御名方命を祀り、越後一宮とも呼ばれる延喜式内社。 代々、国司の厚い保護を受け…

五智国分寺

天平年間に日本の平和と繁栄を祈願して建立された国分寺は、位置も規模も変わりましたが、なお直江津の五…

浄興寺

親鸞が開山した古刹。 境内には親鸞聖人の「頂骨」を収めた本廟があります。 本堂は国重要文化財に指定…

浄善寺

柿崎区にある仏教寺院。 本堂は大正時代より建設されたインドパゴダ様式で貴重なもの。建築家、伊東忠太…

浄福寺

昭和2年完成の現在の本堂は、関東大震災後の歌舞伎座がモデルです。 当山の開基善順は俗姓を井上忠長と称…

中戸山西光院 常敬寺

親鸞聖人の孫、唯善上人が弘安7年(1284年)に下総国関宿村中戸(現在の千葉県)にて開いたお寺です。 天…

聖の窟

丈六山(560m)の北斜面の中腹にある自然の岩窟を利用して作られた修験道の修行道場といわれています。浄…

本願寺国府別院

本願寺国府別院は、親鸞聖人が関東へご出立されるまで恵信尼公や子どもたちとともに暮らしたとされる「竹…